2人の日本のジュエリー作家の
POP UP Store
‘INTO MATERIALS’
2017年9月26日(火)~30日(土)
At Japan Cultural Exchange
金属と漆。自然から生まれながらも全く違う性質の素材を扱う、二人の女性ジュエリー作家の特別Pop up 展示を開催いたします。Atsuko Ito/ itoatsukoは1点1点がアート作品のような趣のある質感と彼女独特の世界観のある金属のジュエリーを、日置美緒は銀や夜光貝や石などの土台に蒔絵や螺鈿、漆など日本古来の技法を用いながら若くみずみずしい感性のジュエリー作品を制作しています。
ボーダーレスでアーティスティックな感性がジュエリーとして発露する二人のPOP UP展では、会期中のジュエリーの販売も行います。期間中は作家も常駐しています。
9月26日(火)18時よりオープニングレセプションを開催。この日にはスペシャルゲストとして日舞・コンテンポラリーダンサーの日置あつし氏によるパフォーマンスを行います。
9月30日(土)は、日置美緒によるワークショップを開催。漆職人として活躍する美緒さんが、上質の素材を使って「研ぎ出し」という技術で美しい模様のお箸を作っていただく特別なワークショップです。是非またとないこの機会をお見逃しなく。
POP UP Store ‘Into Materials’
開催日時:2017年9月26日(火)~30日(土)10時~18時
場所:Japan Cultural Exchange(’t Japanse Winkeltjeの上階)
住所:Nieuwezijds Voorburgwal 177-1, 1012 RK Amsterdam
オープニングレセプション
開催日時:2017年9月26日(火)18時〜20時
日置あつし氏によるパフォーマンス(19時頃から予定)
プロフィール
Atsuko Ito/ itoatsuko
1980年代後半、職人の行う修行のような体験のはてに自ら起こる変化に興味を覚えていた私は、そのころ時を同じくして観ていた映画`ノスタルジア`の中に存在した思想やトスカーナで撮影されたその映像の美しい微粒子に魅かれていたこともあり、その地をイタリアに選択。フィレンツェに渡り、金属工芸家BINO BINI氏の工房で制作を学び始めました。当時のフィレンツェで感じた様々な意識を持ち帰り、帰国後コンテンポラリージュエリー作家池沢和平氏のもとで仕事を学びつつ作品を制作。日本のコンテンポラリージュエリーの公募展に出品しはじめました。心動いたものへ手を動かし、その繰り返しの行為からぽとんと生まれ落ちるものを、またそこに独自の空気感が立ち上ってくればと現在まで制作を重ねてきました。巡り合う方々への共通の接点を求め展示を行っています。
日置美緒
京都在住の漆芸家/修復家。全国の国宝、重要文化財指定の寺社仏閣、仏像、漆工品の修復を行う。
2016年より主宰する「漆工房ひふみ/urushi atelier hifumi」にて、漆ジュエリー制作と共に、陶磁器の漆を使った修理「金継」や、美術品や古美術の修理修復、特別オーダーの塗り物等様々に仕事を行う。舞踊家の身につける漆美術装飾品や、特注の漆塗り器具、舞台芸術に関わる作品も制作している。日本人の営みの破片を何か伝えられるのではないかと、たくさんの人々との出会いを楽しみに日々制作している。2016年JCEにて金継ワークショップを開催。