2019年度神山町国際交流プロジェクト

徳島県の神山町は、日本国内でも知る方の多い、国際的で進歩的な町です。「地方創生の聖地」とも呼ばれ、東京からIT企業がサテライトオフィスを作ったりでとても有名になりました。

JCEとこの神山町との付き合いは、古くは2014年に当時神山のアーティスト・イン・レジデンス実行委員会をされていた槻さんの欧州渡航のアシストをしたことがきっかけです。それ以来、神山を愛する多くのオランダ人アーティストとも知り合い、そして2017年から始まった「国際交流プロジェクト」を毎年ささやかにお手伝いさせていただいています。

神山町国際交流プロジェクト

中学生と高校生の10名ほどが毎年オランダを訪れホームステイ、そしてオランダからも学生たちが神山に行きホームステイし、お互いの環境で過ごすことからお互いを知り、学び、体験を通して国際的な視野を得るというものです。神山の学生さんたちがホームステイの前にまずオランダを体験する数日間を過ごします。この中でアムステルダムのJCEにお迎えし、「オランダとはどんな国?」「日本とどんな風に違うの?」という内容で1時間程度のプレゼンテーションを行ってきました。

2019年は8月16〜24日の期間に神山の学生さんたちがオランダにやってきました。

JCEにとっては3度目になるプレゼンテーション。「子供達が退屈しないように」、「何か少しでも、今後に活かせる心に残ることが話せるように」、と毎回工夫しながらワクワクとプレゼンテーションを作成しています。今回は、学生さんたちはJCEを訪れる前に農家やキャットボート、食料廃棄レストランなど内容濃い場所の訪問をしていたので、JCEではオランダのユニークな場所を見た後の彼らが「オランダのこれらの場所はどうしてできたのか」、「どうしてオランダの人はこういう社会を作ったのか」を理解するヒントとなるようなお話ができればと思いました。

学生さんたちにも質問しながら、彼らが興味を持ったことも聞かせてもらいながらお話しをし、今回は眠そうな子もいなくてホッとして会を終えることができました。

心に残ったフレーズ

先日神山のプロジェクトの方から、2019年度のレポートが届きました。学生さんたちは、私のプレゼンテーションの中での「オランダの人は失敗を恐れない」というフレーズをが印象に残った人が数人いたと聞きました。オランダの人でも失敗を恐れる人もいるし、オランダ人以外でも失敗を恐れない国民もいると思いますが、自分がオランダで暮らす中で、「失敗を恐れるかどうか」の基本姿勢の違いは、非常に大きな差を生むと感じるので、これをプレゼンテーションで話しました。

若い彼らがのびのびと自分たちの才能を社会で活かせるように、この国際交流プロジェクトが彼らにとって素晴らしいきっかけとなればいいと願っています。

残念ながら2020年の本プロジェクトは実施されませんが、来年また神山からの素敵な学生さんたちに会えることを楽しみにしています。