ワークショップレポート、そろばんと刺し子!

ワークショップレポート、そろばんと刺し子!

初めまして、9月よりJCEにてインターンシップを始めました、九州大学の小林友子です。

これから様々はプロジェクトに参加させていただく中で、ご報告をしていくのでどうぞよろしくお願いします。

早速今日2つのワークショップに参加させて頂いたので、ご報告いたします。

今日のワークショップは、播州そろばんづくりと刺し子です。

 

まず播州そろばんのワークショップについて。

兵庫県小野市から宮永さんが講師としていらして、計10組以上の親子連れの方が参加されていました。小野市はそろばん生産量日本一であり、枠、珠、軸などを加工する特に優れた技術を持つそろばんの産地です。

作業の流れとしては、既に枠、珠、軸、金づちなど必要なものは用意されているので、

1.作りたいそろばんの桁数を選ぶ

2.好きな色のパーツを選んで組み立てていく

3.出来上がったら宮永さんがチェックする

4.持って帰ろう!

という小さな子でも参加できる簡単なものです。

この過程の中で、子供たちは自分たちの好きな色のパーツを選んで、世界に一つのオリジナルを作れるだけでなく、親御さんも一緒にそろばんの組み立て方を見ることが出来ることが出来ます。

みなさんは、作る過程やパーツを見たことはありますか?

私はそろばんは買うものだと思っていたのですが、そろばんは”買うもの”ではなく”つくるもの”でした。

子供に何かを作る楽しみを知ってもらうだけでなく、身近なものについてもっと深く知るきっかけになったり、またお母さん方のコミュニティの場になったり。

皆さんとても楽しそうにそろばんを作ってらっしゃいました!

宮永さんの人を惹きつける力は偉大です。

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それから13時からの刺し子のワークショップについて。

そろばんのワークショップは日本人のママさんとお子さんが多かったのに対して、刺し子のワークショップは現地の方がほとんどで、今回初の男性の参加者が!

刺し子はJCEのワークショップの中でも、既に何度も行われている人気のワークショップです。以前のブログにも何度か登場していますね。

今回はまた改めて、新しくJCEに参加した私の視点から刺し子ワークショップについてご報告したいと思います。

最初に講師の河本さんが「刺し子はファンシーじゃない」と言っていたように、ひと針ひと針縫っていく工程はとても地味で地道な作業ですが、こんなにも人気があるのはなぜか。

刺し子の主なポイントはざっくり言うと、

・目の大きさを揃えること

・3針くらい縫うたびに糸を送って布と糸の隙間を作らないこと

この2つですが、これらを意識しながらステッチを続けることはとても集中力が必要です。

そもそも「糸をおくる」とは、どういうことなのか。

目の大きさが揃っていても、目の方向が揃っていなかったりする。

など、簡単そうに見えて実際にやってみるとなかなか難しかったりする。

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私は今回は見学のみの参加だったため、作業の中で感じる魅力について参加された方にお話を伺いました。すると、

・作業をしているととても集中する

・初めは気にならなくても、だんだん目のアンバランスさが気になってきてのめり込む

・玉止めまで終わってからひっくり返してみると、今まで縫ってきたものが形になっているのが分かって、最後まで楽しい

・好きなブランドの服に使われている技術を、自分自身で体験することが出来てとても嬉しい

などの感想をいただきました。

ここまでは作業の内容について触れてきましたが、もともと刺し子は東北の寒い地域で寒さを凌ぐため、また布をより長持ちさせるために、布の隙間を針で刺して埋める、東北女性の家族への想いが手仕事として広まったものです。

ひと針ひと針縫っていく過程でどんどんのめり込んでいくのは、きっと体験することで、刺し子のルーツである作り手の想いにどこかで触れることが出来るからではないでしょうか。

ものを大切にする文化、また家族への想いから生まれた技術がずっと昔から今まで受け継がれ、外国の方にも興味を持っていただいているなんて、とても感慨深いです。

見ているだけでも皆さんがのめり込んでいく様子が分かって、とても羨ましかったので、私も次回は是非参加したいと思います。