刺し子ワークショップ(3月12日土曜日)

刺し子ワークショップ(3月12日土曜日)

本日、午前と午後の2回に分けて、刺し子ワークショップが開催されました。

午前の部は6名の方、午後の部は8名の方にお越しいただき和やかな雰囲気で行われました。

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今回、ワークショップの様子を見学するのは初めてでどのような様子で行われるか楽しみにしていました。

まず、自分にとってはオランダで日本の文化に興味を持って、人が集まってくることが驚きでした。しかも朝の9時30分という早い時間にもかかわらずたくさんの方が集まりました。

そもそも刺し子というものは、布地に糸で幾何学模様の図柄を刺繍して縫う、東北地方発祥の伝統のものです。日本の『もったいない』の精神から生まれた生活文化のひとつで、自分の手を動かす楽しみ刺し子で生活を彩るという精神のもとで作られ始められました。

ワークショップは講師が説明をし、作業が開始されました。

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最初に布にカーボン紙を使って、柄を書き写し、その柄にそって縫われていきます。

3つの柄が用意され、最初は基本的な柄であるまっすぐのものが縫われました。

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自分にとっても刺し子が作られる様子を見るのは初めてで、とても興味深かったのですが、参加者の方々は集中し真剣な様子で作られていました。また作業されながらも、参加者の方々で様々な話題で雑談をされており、和気あいあいとした様子でした。刺し子を作ることで日本の伝統工芸品を学べるだけでなく、このように同じ興味を持って集まった方々が一緒に作業をすることで輪が広がっていくのもワークショップの良いところであると感じました。

今回印象的だったのは、参加者の方がオランダでは家庭科の授業がない、という話をしていたことです。日本では、中学・高校で基本的な縫い方を習うのが当たり前でしたので、このような点で文化の違いを感じられることは新鮮でした。

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また今回のワークショップを通して学んだことは、まだまだ母国である日本について知らないことがたくさんあるということです。ぼんやりと日本文化をオランダに伝えたい!とだけ思っていましたが、実際にインターンとして働かせていただく中で、日本の文化の奥深さに改めて気がつきました。日本のモノ作りに関する知識は知らないことが多く、もっと勉強したいと思っています。

オランダでは、デルフト焼などの伝統工芸品はありますが、もともと中国陶器や日本の伊万里焼などに影響が受けたことが発祥のきっかけとも言われています。職人が自らの手で作る日本の伝統工芸品はオランダ人にとって馴染みはないかもしれませんが、ワークショップに参加されていた方々の様子をみて魅力は徐々に伝わってきていることを確信しました。

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是枝監督がインタビューでもおっしゃっていたことですが、日本の中で閉じこもるのではなく外からの違う視点で物事を考えると新たな発見が生まれるということを実感しました。このような気づきができで本当に貴重な体験となりました。

今回はただ単に見学という形で参加していましたが、実際に参加者の方が作られている様子を見て、次は自分も一緒に刺し子を作りたいと思いました。

次のワークショップは和綴じですが、和綴じも刺し子と同じように、長い歴史をもつ日本の“モノ”なのでオランダ人にどのような反応をしていただき受け入れてもらえるのかを見るのがとても楽しみです。

長文・乱文失礼致しました。

3月12日 品川 絵里