リペアーカフェ(Repair Café)

リペアーカフェ(Repair Café)

Repair Cafeという壊れたものや故障したものを修理してくれるボランティアの方々が集まる月一度のイベントが数日後にあると聞きつけ、セカンドハンドのお店で購入した壊れかけのテディベアとともに早速行ってみることにしました。
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このテディベアくん、形のバランスがすこし人間のようで、妙な味がありお気に入りの品です。手足がもげそうな上、詰め物も部分的にむき出し、このままいくと本格的に壊れてしまいそうです。
会場はアムステルダム旧西地区にある、日本でいう公民館のようなところです。建物に前には公園がありアットホームな雰囲気です。会場に入るとまず受付があり、そこで何を直したいか聞かれます。フォームに記入をしたら、その持ち込みのものを直してくれる人の所に案内をされます。
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それぞれの分野ごとにテーブルが割り当てられ、2-3人のボランティアの人が対応をしてくれます。私の持ち込んだものはテディベアだったので、衣服などを直してくれる方々の所に案内されました。
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私のテディベアはテキスタイルの勉強をしていたChiquitaさんに直していただくこと
になりました。具体的にどこをどういうように直したいかを話し合い、今回は手足のジョイント部分のみを補修していただくにことになりました。手縫いで丁寧に直す必要があるので、その日中に急いで直すのではなく、リペアカフェの日ではない時に補修をしていただき、後日受け取りに行くという形になりました。話の中で
Chiquitaさんとは同じ学校に行っていたことが判明し、面白い偶然でした。
このアムステルダム旧西地区でのリペアカフェをオーガナイズしているAnnemarieさんにも少しお話を伺うことができました。
このリペアカフェは月に一度の開催を、二年半ほど続けています。リペアカフェ自体は2000年代後半にMartina Postmaにより発足され、現在では世界中にその輪が広がり、日本でも開催されているとのことです。アムステルダム市内だけでも20カ所以上で開催でされています。Annemarieさんは主にオーガナイズ、フェースブックや地元紙を通じてのプロモーション、ボランティアの募集などをされています。仕事の中でもボランティアを安定して集めることが難しいそうです。
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リペアカフェは”直す”ということ通じて、地元住民同士のコミュニケーションや地域の活性化に繋がっています。来場者は無料、もしくは少ない料金で持ち込んだもを直してもらい、物を簡単に捨てずに大事に使うことに繋がる。またボランティアの人にとっては、自分の得意なことを生かして地域や社会に貢献ができる、自分の資質を活かせる場所があるという双方にとってポジティブな流れを生み出す場所を作
り出すというのも目的の一つだと、Annemarieさんはおっしゃっていました。
リペアカフェをが直面する大きな問題の一つとして、多くの電気製品がある程度時間が経つと壊れるように設計されているため、修復不可能なものが多くあるということです。リペアカフェは世界中にその輪を広げ、活動を続けていくことで、修理可能で長持ちをする製品を作る方向に変えていくべきだと言うメッセージを発信、電子機器企業に訴えかけているそうです。“直す”というシンプルな行為を切り口に、地域の活性化や、サステナブルな社会を作り出して行くにはどうすればよいか、というメッセージを具体的な形で、さらに世界的規模で伝えていくということにもつながっていくRepair caféの活動。飛び入りでしたが話を伺うことができ発見と学ぶ多い訪問でした。
テディベアがもう少しハッピーになって帰ってくるのを楽しみにしています。
Annemarieさん、Chiquitaさん、お話を聞かせていただきどうもありがとうご
ざいました!
次のRepair Cafe in Oude-Westは9月18日に開催です。
場所;Douwes Dekkerstraat 2
Repair Cafe website
http://repaircafe.org/