6月20日の木版画ワークショップ

6月20日の木版画ワークショップ

6月20日(土)の本日、オランダでも有名な浮世絵の基礎となる、木版画のワークショップを行いました。JCEでは、日本のアートや文化の基礎をなす、特有のものは手仕事にある!と、手を使うことで楽しみ、手の可能性をオランダで伝えるワークショップ・シリーズ『Japanese Handwork』を企画、今回はその記念すべき第一弾でした。

ワークショップの講師は小林夢実さん。今日は朝9時から午前の部、午後1時から午後の部の2回、計18名の参加者を指導していただきました。

まずは日本における木版画の歴史を、夢実さんからプレゼンテーション。17世紀の江戸時代、オランダの東インド会社が日本との交易を許され、長崎の出島に滞在します。日本からは多くの陶器をヨーロッパへ持ち帰りました。その時に包装紙として使われていた用紙のプリントが木版画であり、これによりヨーロッパでの木版画への興味が高まったとのこと。これはJCEも知りませんでした!その後、Japonismのブームがパリから始まり、ゴッホやモネ、ゴーギャンなど印象派の画家に影響を与えました。このような歴史的背景や浮世絵の種類、そして道具についてや技術の説明をしていただきました。

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そしてついに制作開始!今回は2色印刷に挑戦です。まずは参加者への宿題であったスケッチを見せていただき、夢実さんがアドバイス。トレーシングペーパーで版木の上にトレース、そして彫り始めます!日本の彫刻刀を使って、皆さん黙々と彫っていました。静かに、ひたすら集中して彫っている姿に、手仕事への参加者の熱中を感じました。

woodcutprintWS_AM4午前の部woodcutprintWS_PM7午後の部

表裏に2色用の版を彫り、いよいよ印刷です!今回は水性絵の具を使いました。面白いもので、参加者が様々な絵の具をチューブから出し始め、版木に色を乗せ始めると、一気に空間が華やぎ、静かな手仕事の世界が、一気に表現の世界に変化したようでした。いろんな色での印刷を試したり、筆で枠を描いてみたり、またはもう少し彫りなおして試したり。彫っている姿を脇で見ていたときには想像もつかなかったほど、カラフルでどれも味わいのある素敵な作品ばかりが出来上がりました。

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皆さん、それぞれの個性が出てて味があり、素晴らしい出来!

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ワークショップを行った夢実さんもJCEもとっても満ち足りた週末の一日でした。午後のコースはベネズエラ人やギリシャ人、日本人、オランダ人、中国人と、国際的だったのも作品の出来に影響していてアムステルダムらしくてとっても楽しい!自分たちの文化でこんな風に色んな国籍の人と楽しめるって、素敵なことですね。

お越しいただいた皆様、どうもありがとうございます!次回は7月11日、今度は和紙作りに挑戦!そして8月には『金継ぎワークショップ』を予定しています。乞うご期待!

木版画ワークショップ午前の部

午後の部